食は、子ども達の身体のみならず、心も育成します。 子ども達が小さい時から定期的に通い、そして食べるという事に携わる歯科医院ならではの「お口からつながる心と身体」について少しでもお役に立つことが出来ればと思い、矢野歯科医院では食育指導に力を入れています。
「子どもには硬いものを食べさせたらいいんですよね?」 矢野歯科医院に来院されているお母さんからよくいただく質問です。 ただひたすらに硬いものを摂ればいいか?それは少し違います。 お口を育てるためには、硬いものを食べるというよりは…
噛まざるを得ない食材、形態を選ぶことが大切です。 お口の周りの筋肉をバランスよく使い、顎を育て、健康で歯並びの良い子にしましょう。
以下の8つの提案は、子どもの食生活について気をつけていただきたいことが、大切な順番に書いてあります。大切なことほど簡単で手間もかからず、経済的なため、誰でもできます。逆に、できれば気をつけていただきたい小さな問題ほど、手間もお金もかかり難しくなります。ですからこの順番をまちがうことのないようにしてください。
以下の項目では、特に1~4までが大切です。1~4を抜きにして、5以降を見直すことはできません。1から順番に見直してください。
成長期の子どもは、代謝が激しい(水分の入れ替えが大きい)ため、水分欲求が大きいのが特徴です。したがって、飲み物の選択がもっとも大切です。飲み物は水分を補給するものであって、熱量(カロリー)を摂るものではありません。飲み物で熱量を摂ってしまうと、きちんと食事をしなくなってしまいます。飲み物は、熱量のない水、麦茶、ほうじ茶などにしましょう。
朝食はできるだけ「ご飯と味噌汁」を食べさせてください。忙しい場合は、前夜のご飯と味噌汁を温め直せば十分です。副食は焼きのり、納豆、佃煮、梅干し、ふりかけなどの常備食を利用しましょう。
食事を作る時間、食べる時間がないときはパンも仕方ありません。食べさせないよりはよいでしょう。ただし、パンはお菓子を食べさせているようなものですので、常食は好ましくありません。
子どものおやつは、4回目の食事です。ただし、4回も食事を作るのは大変ですから、簡単なものでよいのです。おにぎりやのり巻きなどが一番好ましく、うどん、そば、さつまいも。トウモロコシ、せんべいなどの「穀類」「いも類」を中心にしましょう。砂糖の入ったお菓子や油脂類の多いお菓子は極力控えたいものです。スナック菓子と清涼飲料水(スポーツ飲料など)は買わないようにしましょう。
ラーメン・パン・シリアル・パスタ・ピザ・ハンバーガー・焼きそば・お好み焼きなど「油型」の主食は週に1~2回までにしてください。カタカナ主食に合わせる副食は、油脂が多くなる傾向があるため好ましくありません。
副食は季節の野菜、海藻類、いも類などを中心にします。野菜料理は、煮物、和え物、おひたしなど油の少ない料理を中心にしましょう。
動物性食品は魚介類を中心にしましょう。肉や食肉加工品、乳製品などは控えめにしましょう。
可能であれば、米は未精製の「ご飯」を常食したいものです。一番のお勧めは5分づき米です。栄養素は十分残っているにもかかわらず、比較的白いため食べやすく、一般の電気炊飯器で炊くことができます。
あるいは、7分づき米や胚芽米などもよいでしょう。いずれにしても、家族全員が食べられるものを選びたいものです。
無理のない範囲で、食品添加物、農薬、ポストハーベスト農薬などに配慮したいものです。あくまでも4までを見直してから検討しましょう。「幕内秀夫先生より」
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | ─ | ○ | ○ | ─ |
午後 | ○ | ○ | ○ | ─ | ○ | ◯ | ─ |
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午後:14:00~18:00
休診日:木曜・日曜・祝祭日
(祝祭日がある週の木曜日は診療しております)